ばん皮膚科・形成クリニック カルテ

診療内容

瘢痕(傷跡)・ケロイド

日本形成外科の重鎮であり、現在も実践の場で活躍されている冨士森形成外科 冨士森良輔先生に師事したことを契機にこの領域を専門に、術後の後療法(アフターケアであるモデリング療法並びに固定)に重点を置き研鑽に努めております。

フィクストンスポンジ・ハイドロコロイドゲル製剤をはり、コルセットの装着を3ヵ月から6か月間行ういわゆるモデリング療法を行い、手術で作った形が崩れないようにします。(第49回日本形成外科学会総会 ランチョンセミナー:ハイドロコロイド・ドレッシングの効果 冨士森良輔先生と共同講演)

これらの後療法は、当然患者様の努力と協力が欠かせません。しかし、それを確実におこなえば、しない場合と比べると、結果は明らかに良好です。
また美容外科手技(脂肪注入術、稙毛術、重瞼術など)も応用して改善に努めます。

ケロイドは瘢痕(傷跡)より治療は困難で、手術後の放射線治療などが必要となります。

熱傷・外傷・交通事故・他の外科系手術など、どのような瘢痕(傷跡)・ケロイドでもご相談ください。

(すべての写真は、ホームページ上に掲載する際に、患者様ご自身にご了解を得た上で使用させて頂いております。)

手の熱傷に対する手術後瘢痕(傷跡)、女性

  • 手術前

    他院にて手の熱傷に対して植皮術を施行されている。
    手術前

  • 手術後

    複数回の植皮術の後、さらに瘢痕(傷跡)形成術を行った。
    初回手術より7年6か月

腹部の手術後瘢痕(傷跡)、男性

  • 手術前

    手術前

  • 瘢痕形成術後1年

    瘢痕(傷跡)形成術後1年

後天性耳垂裂

  • ピアスの裂傷(れっしょう)によって生じた耳垂(じすい)(みみたぶ)裂(れつ)

    ピアスの裂傷れっしょうによって生じた
    耳垂じすい(耳たぶ)れつ

  • 手術後1年2か月

    瘢痕(傷跡)形成と耳垂(耳たぶ)のふちがくぼんでハート形にならないようにZ形成術を行った。
    手術後1年2か月

シミ

一般的に使用されている“シミ”と言う言葉には、主に顔にできる褐色調の皮膚変化を総称して使われている印象があります。

しかし、一般的に患者様が考えている “シミ”の中には、専門的に言えば老人性色素班(光線性色素班)、脂漏性角化症、雀卵斑(ソバカス)、肝斑、後天性真皮メラノーシス、太田母斑、日光角化症、悪性黒子など、種々の疾患が含まれています。
これらには、レーザー治療で改善するもの、効かないもの、逆に悪化するもの、また、1回のレーザー治療で効くもの、頻回のレーザー治療が必要なもの、全く別の治療が必要なもの、まれに悪性皮膚病変である場合もあります。

従って、まずは正確な診断、その上での適切な治療選択を行っていく事が重要となります。

当院では長年皮膚形成外科に携わった経験や更に必要に応じて生検術(病理検査)を行い、適切な診断並びに治療を行っていきます。

老人性色素班(シミ)

Qスウィッチレーザーのもっとも良い治療対象です。ただ、レーザー後の一時的な色素沈着に注意する必要があります。
ロングパルスアレキサンドライトレーザー(レーザーフェイシャル)でも治療は可能ですが、複数回の治療が必要です。

脂漏性角化症

別名 老人性疣贅(いぼ)ともいわれますが、子供などにできるイボ(尋常性疣贅、伝染性軟属腫など)と違ってヴィールスが原因ではないため、他人に感染したり、自分の中でうつったりはしません。ただ、加齢によるものですので、体質的に多発したりすることはあります。しかし、基本的には良性の腫瘍です。
治療は、褐色調が強く、もりあがりの少ない小さい病変にはQスウィッチレーザーが効く可能性があります。
一方もりあがりの強い病変ではQスウィッチレーザーに対する効果は期待できず、凍結治療あるいは剥削術が必要です。当クリニックでは術後の色素沈着がおこりにくい剥削術を積極的に行っています。
凍結治療は液体窒素(-196℃)で凍結壊死を生じさせて除去する方法ですが、温度による治療は、温度を深達させる深さの調整が困難で、時には深くはいりすぎたり、時には浅過ぎたりします。それに対して、剥削術は削る深さを目で直に見ながら調整できるため、病変のみを確実に除去できるという利点があります。もちろん、それを見極める経験が必要であるということはいずれの治療においても間違いなく重要です。

(すべての写真は、ホームページ上に掲載する際に、患者様ご自身にご了解を得た上で使用させて頂いております。)

  • 治療前

    治療前

  • 剥削術施行後4ヶ月

    剥削術施行後4ヶ月
    見た目がすっきりした。

雀卵斑

Qスウィッチレーザー並びにレーザーフェイシャルで治療が可能です。

肝斑

主にトランサミン・ビタミンCなどの内服治療が奏功しますが、トレチノイン・ハイドロキノンなどの外用剤を併用すると更に治療が容易となります。根気強く長期間あきらめずに治療することが大事です。

後天性真皮メラノーシス

先ずは診断が重要です。治療はQスウィッチレーザーの頻回照射が必要です。

太田母斑

生まれつきに顔の半分側に青褐色調の色素班として存在しているものと、また、思春期以降にでてくるものと2種類がありますが、時々扁平母斑と言う淡い褐色斑との区別が難しい時があります。
扁平母斑であれば、現在のレーザー機器では改善が期待できませんが、太田母斑であれば照射回数は、少なくて5回ほど多ければ10回程必要としますが、Qスウィッチレーザーの反応が一番良い母斑(アザ)と言えます。

老人性角化症(日光角化症)

表皮内癌(前癌状態)ですが、現在はイミキモドクリームが効くことが多く、効かないときには抗がん剤の密封療法、更には手術療法が必要です。まずは、顔にできる色素班との鑑別が重要で、生検術(皮膚組織を一部切除して病理検査する処置)が必要となります。

悪性黒子

放置すると悪性黒色腫に変化していきます。これ自体は表皮内癌で転移能力は持ちませんが、他の良性腫瘍などと違い、やや広範囲な切除手術が必要です。光線性角化症と同じく正確な診断が必須です。

皮膚の良性腫瘍

母斑細胞母斑(ホクロ)

単純切除、くりぬき治療(くりぬき巾着縫合)、剪除焼灼術、Qスウィッチレーザー照射(自費)、皮弁術、植皮術などの治療法を駆使して治療致します。

治療はホクロの大きさ・部位・色・隆起など色々な要素を加味して、妥当と思われる治療法を選択して行いますが、充分な改善が期待できます。ただ、どの治療法も、現時点の医療では残念ながらある程度の傷跡は残りますが、最低でも薄化粧をすればほとんど目立たない状態にすることは可能です。

(すべての写真は、ホームページ上に掲載する際に、患者様ご自身にご了解を得た上で使用させて頂いております。)

  • 手術前

    手術前

  • 剥削術施行後4ヶ月

    2回にわけて母斑(ほくろ)を縫い縮め(分割切除術)、母斑の下方の頬より皮膚を動かし(皮弁術)、周囲の瘢痕(傷跡)の形成術を行った。
    初回手術より2年2か月後
    最終手術より7か月後

脂漏性角化症

詳しくは、シミの脂漏性角化症を参照下さい

類表皮嚢腫

ホクロと同じ良性の腫瘍で切除手術が必要です。傷跡は切る方向を配慮しながら、また、手術後に傷あとが広がらない技術を使って行います。平均半年もすれば傷跡は気にならなくなります。

その他の良性腫瘍

脂肪腫、皮膚線維腫、神経腫、骨腫などがありますが、当クリニックではほとんどの皮膚・皮下の良性腫瘍の治療に対応しております。

皮膚の悪性腫瘍

日光角化症

詳しくはシミの老人性角化症/日光角化症を参照下さい。

基底細胞癌

皮膚がんの中でも悪性度は低く、転移は極めてまれです。適切な広範囲切除を行えば再発も殆どありません。

ただ、顔面によく発生し、それも目・鼻・口などの近くに発生するため、摘出後の修復治療(再建術・修正手術)も重要となります。

当クリニックでは瘢痕(傷跡)・ケロイドの項で触れましたように、瘢痕(傷跡)の形成手術を得意分野の一つとしていますので、患者様が癌の手術後も快適な日常生活が送れるように、術後の外観の改善にも最大限の努力を払っています。

有棘細胞癌

基底細胞癌より転移能が高い皮膚がんです。検査で転移がないと判断した場合は、基底細胞がんの項で述べた方針に基づいて、当クリニックで治療致します。しかし、転移があるまたは疑われる場合は他の施設(病院)をご紹介します。

悪性黒色腫

皮膚がんの中で最も悪性です。当然転移能力も高いですので、センチネルリンパ節生検術が可能な兵庫県立がんセンター・大学病院等をご紹介します。

眼瞼(まぶた)の形成外科的治療

眼瞼下垂

まぶたの垂れ下がりによる視野の障害ですが、症状に応じて眼瞼挙筋前転術、眼瞼挙筋短縮術、先天性(生まれつき)の場合は吊り上げ術、皮膚の弛緩(緩み)が強い場合は眉毛下切除術を行います。
いずれの治療法にするかは患者様の希望に添いながら、場合によっては、眼科医とも相談しながら妥当な手術法を検討していきます。

(すべての写真は、ホームページ上に掲載する際に、患者様ご自身にご了解を得た上で使用させて頂いております。)

  • 手術前

    両上眼瞼下垂  手術前

  • 手術後

    両上眼瞼下垂  手術後11か月

睫毛内反症

上眼瞼内反症
部分切開法・全切開法で治療を行っています。
要は重瞼(2重まぶた)を作る手術法です。

下眼瞼内反症
Hotz法に準じた手術法で行っています。

頭髪治療

男性のうす毛(AGA)の治療・女性のうす毛の治療

当院での頭髪治療患者様(これらの画像は患者様のご了解を得た上で使用させて頂いております。)

  • 内服治療前
  • 内服治療後
  • 内服治療前

    60歳代 男性 2017年3月

  • 内服治療後

    2018年3月 内服治療後1年


  • 内服治療前
  • 内服治療後
  • 内服治療前
  • 内服治療後
  • 内服治療前

    40歳代 女性 2017年8月

  • 内服治療後

    2018年2月 内服治療後6か月

治療薬

数種類の内服薬

治療の説明

内服薬は内服することにより血管内に吸収され体内から脱毛をブロックし、発毛しやすい環境を整えます。
内服薬には男性用と女性用とがあります。
効果には個人差があり、通常は1年間の治療をしていただきますが、少なくとも6か月は継続して治療する必要があります。

治療の副作用

内服開始から1~2か月は初期脱毛が見られることがあります。
また、血圧低下、動悸、心拍数の増加、むくみ、頭痛、多毛、肝機能障害(倦怠感など)、胃腸障害(胃部不快感、吐き気、嘔吐など)、発疹、男性では生殖機能の低下などがありますので、定期的な血液検査を含む診察が必要となります。

費用

毎月15,000円~

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